ChatGPTへのボイコット
最近だとIT系の人間でなくてもすっかり聞き覚えがあるだろうChatGPT。
様々な回答が得られたり、セラピストの代わりになりつつあったりするAIの筆頭とも言われるOpenAIが作り上げた大規模言語モデルですが、とあるサイトによると最近アメリカの方では大量に解約したとされている。
事の発端
どうやらOpenAIが米国防総省(DoD)とAIの軍事利用契約を結んだことがアメリカ国民の反発を買ったらしい。
意見は様々で”倫理問題”だったり民間のAIを軍事利用するのは危険だという声などが上がり、AIが以下の用途に使われる可能性が議論になりました。
- 軍事作戦の支援
- 情報分析・標的選定
- 監視・諜報活動
対してClaudeを運営するAnthropicは米国政府に自社モデルへの無制限アクセスを認めることを拒否したことで、Claudeへ乗換をする人たちが増加。
倫理スタンスの対比 ができたために、それがボイコット運動を加速させました。
ボイコット運動
冒頭にもお話した”とあるサイト”とはこのQuetGPTというWebサイト。

これはネットコミュニティによってオンラインで始まったボイコット運動で以下のことがきっかけで生まれたもの。
OpenAI幹部の政治献金
OpenAI社長 Greg Brockman がトランプのスーパーPAC MAGA Inc.に2500万ドル寄付
したこと。
政府機関との協力
ICE(移民取締機関)でAIツール利用。
Pentagon AI契約
国防総省にAIを提供というニュース。
これらが続いたためにボイコットする巨大なキャンペーンが生まれたという話。
人気上昇のClaude
そういったChatGPTへの不信感とアメリカ政府への協力を断ったAnthropicのニュースとでClaudeがとてつもなく人気になっています。

※2026/03/05現在 引用:https://applion.jp/iphone/rank/us/
なんとClaudeがトップに立っています。
現在、世界情勢が悪くなる出来事が多い中でやはり政府に対して協力しない姿勢を取ったClaudeは正しい選択だったのかもわかりませんが、少なくとも一部のアメリカ国民からは支持されているようだ。
Claudeの創業者であるアモデイ兄妹はもともとOpenAIに在籍した過去があり、安全重視という姿勢がOpenAIとのすれ違いを起こしました。
のちにAnthropicを設立した2人は「フレンドリーで熱心な同僚」をコンセプトの一つとしてClaude 3 Opusを2024年3月に公開。
彼らには、AI産業という技術競争の激しい世界で、このような未来がすでに見えていたのかもしれません。
サービスの移行
既にChatGPTにも会話内容など学習に使用しない設定がありますが、先ほどのような不信感から他のAIサービスへ移る予定なら、これまでの記憶(メモリー)をエクスポートしておくとよいでしょう。
そうすることで次のサービスを開始する時にChatGPTと同等の理解をしてくれるAIと会話を続けることができるます。
エクスポートする方法
ChatGPTでの会話内容のエクスポート方法は設定から簡単にすることができますが、少々時間がかかることだけは覚えておきましょう。

エクスポートを実行すると以下のメールが届きます。


数時間後、以下のメールが届きます

ここからデータをダウンロードをしましょう。
redditの反応

ここでredditの反応を見てみました。
毎日 9 億人のユーザーがおり、有料サブスクリプションは 5,000 万件あることがわかります。
とこのような反応もありました。意外にも大きいボイコットキャンペーンに見えてそうでないかもという見方もできます。
しかし逆にこのボイコットを支持するユーザーも多々いました。
(どうやら同じメールアドレスはもう使えないようです…まあ仕方ないですね)
今週、有料サブスクリプションを解約してClaudeに切り替えました。これまでは両方を並行して使っていて、Claudeの方が好みでした。これがまさに決定打でした。)
まとめ
しかしこうして私が記事を書いている最中にも日本のメディアがこぞって中東戦争にAIが使用されていると言う報道がされ、AIの軍事利用を批判的な人が世界中に、そして日本にも増えていることも確かです。
世界の大きな渦に流されるしかありませんが、物事一つ一つを慎重に見極めていきたいですね。
